陽けたら海へVol.7
投稿日:2018年8月3日
今年で7回目となる「陽けたら海へ」が7月24日、25日に開催されました。
元プロボディーボーダーのYUMIEさんを中心としたスタッフの方々による手作りのチャリティイベント。「プロの先生達によるサーフィンスクールを通して海の楽しさを、体験しながら笑顔になってもらいたい!」という想いから、震災後から毎夏、福島の子どもたちを千葉県御宿の海に招待いただいています。
当日は皆元気に集合し、保護者の方に見送られながら福島を出発。朝早い出発だったにも関わらず、子どもたちは元気いっぱいで、これからの2日間に期待が膨らんでいるのが伝わってきました。バスの中での自己紹介タイムの後は、さすが子どもたちすぐに打ち解けていました。
丁度お昼頃、御宿に到着し、目の前に広がる海に皆テンションMAX。バスを降りると、陽けたら海へスタッフの皆さんが温かく出迎えてくださいました。
海の家「ちょうしちとん」さんでお昼ご飯をいただき、待ちに待ったサーフィン、ボディーボード、SUPスクールの開始です。天候にも恵まれ、子どもたちは3種目全てを目一杯楽しんでいました。乗り方やコツなどのアドバイスやサポートをいただきながら、子どもたちは大きな波にも果敢に挑戦し、波に乗れた時のすごく嬉しそうな表情、スタッフの皆さんも一緒に喜んだりと、そこにはたくさんの笑顔が溢れていました。
スクール後には、エキシビジョンを披露していただき、間近で見るプロの技に自然と歓声が。こんなにもたくさんのプロの方の波乗りを目の前で見ることはとても貴重な体験となりました。
民宿「藤井荘」さんに到着、ご挨拶をし、皆楽しみにしていたBBQ。ここでは、子どもたちとスタッフの方々混合の班分けで、各グループ、コミュニケーションを取りながら、協力してBBQを行いました。皆楽しみながらいっぱい食べて大満足な様子。
その後今日一日をスライドショーで振り返り、プロの先生方によるトークショーです。プロになったきっかけや陽けたら海へへの想い、そして子どもたちの質問に、真剣に親身になって応えていただき、子どもたちも熱心に耳を傾けていました。チャンネルスクエアの皆でも集まり、このプログラムにどれだけの想いが込められているかを再度思い返し、あっという間に1日目終了です。
2日目も快晴。まずは、お世話になった御宿海岸のビーチクリーンからのスタートです。子どもたちも感謝の気持ちを込めて、せっせと取り組みます。
そして2日目のスクールが始まりました。さらに乗りこなすべくチャレンジする子、1日日のリベンジに挑戦する子など、それぞれの個性が垣間見れました。子どもたちも、スタッフの皆さんも、この時間を、この空間を心から全力で楽しんでいるようで、とても素敵でした。
楽しい時間は早く過ぎるもので、いよいよお別れのとき。最後に子どもたちから、お世話になった陽けたら海への皆様に、自分たちが2日間を通して感じた事やメッセージなどを寄せ書きしたTシャツをプレゼント。たくさんのスタッフの方々に見送られながら、たくさんの思い出を胸に、御宿をあとにしました。
帰りのバスの中では子どもたちに、今回を振り返って思ったことなどを言葉にしてもらいました。「最高に楽しかった」「海が大好きになった」「自分たちのためにたくさんの人が準備をしてくれていて、なんて幸せなことなのだろうと思った」など、それぞれで感じることがあった2日間だったようです。
そして、震災から7年経った今でも、以前と変わらず福島を、福島の子どもたちを想い続けてくださるYUMIEさんをはじめ、陽けたら海へのスタッフの皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。