陽けたら海へVol.8
投稿日:2019年7月29日
今年で8回目となる「陽けたら海へ」が今月23日、24日に開催されました。
元プロボディーボーダーのYUMIEさんを中心としたスタッフの方々による手作りのチャリティイベント。
「プロの先生方によるサーフィンスクールを通して、海の楽しさを実際に体験しながら笑顔になってもらいたい」という想いから震災後毎夏、福島の子どもたちを千葉県御宿の海にご招待いただいております。
そして、今回は小学5年生~中学2年生まで毎年この「陽けたら海へ」に参加し、現在は高校生になったイリアさんとお友達のシズカさんが自ら想いを持ってボランティアとして参加してくれました。
当日は、保護者の方に見送られながら時間通り福島を出発。
朝早かったにもかかわらず、子どもたちは元気いっぱいで、これから始まる2日間へのワクワクが伝わってきました。
バスの中での自己紹介タイムで、それぞれの好きなもの発表。これをきっかけに皆もうお友達です。
途中で2020年東京オリンピックのサーフィン会場となる釣ヶ崎海岸も見つつ、お昼近くに御宿到着。
バスを降りると、陽けたら海へのスタッフの方々が温かく迎えてくださいました。
海の家「ちょうしちとん」さんで美味しいご飯をいただき、いよいよサーフィン、ボディーボード、SUPスクールスタート。
今回は御宿の子どもたちも参加。一緒に楽しい時間を共有しました。子どもたちはスタッフの方々のサポートのもと果敢に何度も挑戦。
波に乗れた時にはすごく嬉しそうな表情を見せ、その様子を見るあけ海スタッフの皆様もとても嬉しそうで、そこにはたくさんの笑顔が溢れていました。
スクール後には、プロの先生方によるエキシビジョンをご披露いただき、間近で見るスゴ技は、大変貴重な経験となりました。
その後は、民宿「藤井荘」さんで、お待ちかねのBBQ。
火おこしから焼いて食べて片付けまで、各グループ協力して行っていました。
みんなお腹いっぱい食べて大満足なご様子。
今日一日をスライドショーで振り返り、ユミエさんをはじめとする「陽けたら海へ」スタッフの方のお話、イリアさん達が持つ想いや、この「陽けたら海へ」での体験が今の活動に繋がっていることなどを聞き、子どもたちは一人ひとり自分なりに受け止めているようでした。
そして、あっという間に1日目終了です。
2日目は気持ちの良い快晴。まずは、お世話になった御宿海岸のビーチクリーンから始まりました。
子どもたちも感謝の気持ちを込めて、一生懸命取り組んでいました。
福島のこと、御宿のことを皆で話した後は、2日目のスクールスタート。2日目ともなると皆びっくりするほど上達していました。
子どもたちもスタッフの皆さんも、この時間この空間を心から楽しんでいるようで、大変素敵な光景が広がっていました。
楽しい時間は早く過ぎるもので、もうお別れのとき。
最後に子どもたちから「陽けたら海へ」の皆様に、自分たちが2日間を通して感じた事やメッセージなどを書いたTシャツをお渡ししました。
スタッフの皆様に見送られ、たくさんの思い出を胸に、御宿をあとにしました。
帰りのバスの中では子どもたちに、今回を振り返って思ったことなどを言葉にしてもらいました。
今年で最終となる中学3年生からは、「今度は自分たちもイリアさんやシズカさんのように、活動のお手伝いやサポートなどボランティアとして関わりたい。様々なことを学ばせていただいた陽けたら海へへ恩返しをしたい。」との発表もあり、それを聞いたイリアさん達も大変嬉しそうでした。
そして、震災から8年経った今でも、以前と変わらず福島を、福島の子どもたちを想い続けてくださるYUMIEさんをはじめ、「陽けたら海へ」のスタッフの皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。