陽けたら海へ
Vol.6
投稿日:2017年8月5日
7月25日(火)、26日(水)は今年で6回目になる「陽けたら海へ」が千葉県御宿の海で開催されました。震災後から毎年夏に行っているこのイベントは福島の子どもたちを千葉県の御宿の海に招待し、プロの先生たちによるサーフィンスクールを通して海の楽しさを体験しながら笑顔になってもらいたい!という元プロボディーボーダーのYUMIEさんの思いに共鳴し合った仲間で作り上げる手作りのチャリティーイベントです。今年はどんな思い出が子どもたちの心に刻まれたのでしょう。
朝、5時半にお家の人に見送られて福島を出発した子どもたち。バスの中では恒例の自己紹介タイム!去年も参加した子どもたちもいましたが、今回は半分の子どもたちが初参加ということで、緊張気味の様子でした。バスに揺られ、御宿についたのはちょうどお昼でした。
ボランティアのスタッフの皆さんに温かく出迎えてもらい、用意していただいたお昼ご飯を食べたらさっそくスクールの開始です。風の影響でまとまりのない波のため、一日目はサーフィンとボディーボードを体験しました。大きな波に向かって何度も挑戦する子どもたちの姿と、波に乗れた時の子どもたちの笑顔と、子どもたちと同じくらい喜ぶスタッフの皆さんの笑顔がとても印象に残りました。
スクールが終わると、今度はプロの先生方のエキシビジョンが始まりました。こんなにたくさんのプロの人たちが波乗りをする光景を目の前で見ることはとても貴重な体験です。
その後は藤井荘に移動し、みんなでバーベキューを行いました。簡単なゲームでチーム分けをし、大人と子どもたちが協力して準備を行いました。
バーベキューの会場には、美味しいかき氷やドリンクも!子どもたちもたくさん遊んだ後に、たくさん食べて満足したようでした。お腹がいっぱいになったところで今日一日を映像で振り返り、今度はプロの先生方のトークショーです。
普段は聞くことのできないプロになったきっかけや、どうやってプロになったのか等、好きなことに打ち込んだり、努力をしたり、迷ったりしている子どもたちにとって、夢や勇気をもらえた時間になったのではないでしょうか。トークショーの後には、チャンネルスクエアのみんなで今日一日を振り返りました。
楽しい一日はあっという間に過ぎ、みんなでお風呂に入って、就寝です。
台風の影響が心配された二日目。天気は曇りですが、一日目よりまとまった波に期待も高まります。まずは、ビーチクリーンからスタートです。
子どもたちも、大人もはやく海に入りたくてうずうずしている様子が伝わります。そして、いよいよ2日目のスクールがスタートです。一日目より波のうねりもまとまっているということで、一日目にはできなかったサップも体験することができました。途中雨が降ってきてもみんなお構いなしに全力で遊びます。大人も一緒に全力で遊びます。大人も子どもも全力で遊び、心から楽しんでいる姿を見ていると見ているこちら側まで幸せな気持ちになりました。
スクールが終わると、着替えをし、お昼ご飯です。海で冷えた体も温まり、準備していただいたかき氷やスイカのデザートまでいただきました。
そして、お別れの時間。たくさんお土産をいただき、たくさんのスタッフの方に見送られ、本当にたくさんの方々の協力や寄付、想いが込められていることを実感しました。
このようなイベントを震災後から6年間も継続して行ってくれていること。6年前と変わらず、福島の子どもたちを想い、福島を思ってくれている人たちがたくさんいることを忘れてはいけないと思いました。子どもたちには、今当たり前にある環境も、いつかたくさんの人の想いがつながっていることや、たくさんの人に支えられていることに気づき、周りの人への感謝を忘れず夢に向かってがんばってほしいと思いました。YUMIEさんはじめ、サポートスタッフの皆様、本当にありがとうございました。これからもCHANNELSQUARE子どもたちがたくさんのきっかけに触れ、夢や希望を育む施設に出来る様、がんばっていきたいと思います。